介護職員等ベースアップ等支援加算とは
介護職員等ベースアップ等支援加算とは、2022年10月の介護報酬改定(臨時改定)により新たに創設された加算です。
新たな加算制度になりますので、現場で働く職員は十分理解しておく必要がありますので、参考にしてください。
処遇改善支援補助金をベースに新設
介護職員等ベースアップ等支援加算は、介護職員の賃金を引き上げるための措置として、2022年2月より支給されている国からの「処遇改善支援補助金」の考え方をベースとなっています。
従来の「処遇改善加算」「特定処遇改善加算」と異なる点は、ベースアップ等加算は、基本給等の引上げによる賃金改善が目的とされています。
そのため、加算額の2/3以上は基本給などの毎月支払われる給与として支給することが算定要件となっています。
介護職員等ベースアップ等支援加算のしくみ
加算についての詳細や取得要件などは、以下のとおりです。
今回の加算の対象は、介護職員に加え、事業所の判断により他の職員に対しても処遇改善を実施することができる加算となっています。
基本給におけるベースアップを基本とする
弊社においても、算定要件に沿って給与を改定し、毎月の基本給として加算額を全額支給することにしていますが、こちらの加算は、介護報酬額に応じて加算額が支給されることになりますので、各事業所の介護報酬額に大きな増減があれば、従業員への支給額も定期的に見直す必要があり、各事業所では大きな悩みの種となっています。
今回の臨時改定のように介護職員の処遇改善は、少しずつ見直されていますが、今後もさらに見直されることと思われますが、それと同時に各職員の資質向上も求められる時代に入っています。
通所されている各利用者様にご理解とご協力をいただいている以上、より満足度の高いサービスを提供できるよう取り組んでいきたいと思っております。
まとめ
いかがだったでしょうか?制度改正については、ご利用者様にもご理解をいただくためにもしっかりと職員が理解しておく必要があります。
介護職員の処遇改善は、年々見直しが行われ、少しずつですが待遇が良くなりつつありますが、それと同時に職員の資質向上もますます求められているということを理解して行動する必要があると思われます。